電験三種合格道場 法規2/3  平成26年5月25日(日)


平成26年5月25日(日) 法規2回目

5月も末になりました。電験三種の願書の提出はすでにお済でしょうか?郵送は6月6日まで、インターネットからは6月13日までです。年に一度の試験です。必ず願書の提出は余裕をもって行いましょう!
さて、電験三種合格道場の完璧コース法規の科目も2回目の講義となりました。
ここまで来ると、電験三種の試験範囲をほぼ全て学習してきたこととなります。新しい事を学習する事も大切ですが、それ以上に「復習」も大切です。学習時間の予定をしっかり組み立てて試験までがんばっていきましょう。


この日の講義は「2章 電気設備の技術基準・解釈を学ぶ」の単元です。この分野、非常に幅広い範囲ですね。電気設備の技術基準やその解釈…全てを覚えるのは…難しいですよね。どれだけ重要な部分、試験に出る部分を押さえていけるかがポイントとなるのでしょう。


講義の一部を少しお話しますと、まずは「過電流遮断器の施設」についての講義がありましたが、電技14条、電技解釈33条、この内容を覚えていくのですが…。
まぁ、色々な条件において設けられた数値がありますよね。ヒューズが溶断する条件や配線用遮断器が動作する条件について、かなり覚えることが多い表があります。こんなの全部覚えるなんて…がんばればできるんでしょうが、どれだけ時間がかかるか分かりません。この辺をうまく対処しないと電験三種合格は難しくなるんでしょうね。
通信講座で学習されている方は、講義で不動先生がアドバイスしていることをしっかり意識して頂ければと思います。ある程度「割り切って」対処していく必要があるんでしょうね。
しかし電気工事士の資格を取得する時に学習された方は「そーいえば必死に覚えたなぁ〜」なんて思ってしまうのではないでしょうか?電気のお仕事をする上で重要な事なので、色々な場所で問われる知識なのでしょうね。何度も繰り返し学習する事でしっかり身につけたい知識ですね。
不動先生が解説している重要な事は確実に覚え、それ以外のことは余裕があれば知識の幅を広げるために覚えていければ理想的な試験対策ができるでしょう。



この日、少しお話があったのが柱上変圧器について。電柱の上にある、ごみ箱・ポリバケツみたいなヤツですね。実は色々とサイズや形があるそうです。子供のころは「電柱になんか箱が付いている。」って程度にしか思っていませんでしたが、電気のことを知る事でアレが何なのかが分かり、見方も変わってきますね。
ちょっと調べてみると地域によっては、塩害対策が施された柱上変圧器を使っているそうです。電力の科目で学習した内容「塩害対策」を思い出したら当然のことですね。違う物になるけど、地中電線路の場合は地面に据え置く変圧器もあるんですね。これは柱上変圧器と違ってもっと頑丈・安全につくられているようです。柱の上なら、普通の人の手には届かないけど、地面に据え置くと届きますしね。試験の範囲には無いけど調べてみると奥が深いものですね。
そうそう、不動先生はこの柱上変圧器のコストダウンの為のお仕事をされたこともあるそうです。そのお話を聞くことが出来ましたね。柱上変圧器の側面と底面に数字が書いてあるのですが「底面、要らんやん?」とか、コストダウンの為の交渉も行ったりとか…。当然技術的な事から、材料や組み立てに対するコストも見直す必要が出てきますよね。こういう交渉的な事はあまり好きではなかったそうです。
とまぁ、そんなこと調べている間にもっと必要な事を学習しなければならないのでしょうけどね…。たまの息抜きにこういうのも有りなんじゃないでしょうか?

さて、次の話題は「発電所・変電所などの施設」について。
これらは高圧や特別高圧の施設がある場所ですね。危険な場所であるということです。電気の事を知らない人が立ち入らないようにしないといけない場所ですね。そういう場所だけに、細かな規定がたくさんあります。電技解釈38条にびっしり書かれていますが、まぁ全部覚えていられませんよね…。このあたりは講義の中で不動先生のアドバイスを意識して覚える事、さらっと通り抜けておくことを区別すると良いでしょう。
そして、文章をそのまま覚えるのではなく「つまりこういう事。」「ようはこういう事。」と、要約して覚えていくのも良いですね。色々と理由や関連付けをする事で覚えやすくなります。他には知識をまとめると、常識的な事を言っているな、と納得できる事も多いです。
このあたりの解釈の仕方は、不動先生のお話をしっかり聞いていただければすんなり理解できるのではないでしょうかね。
とにかく覚える事が多い法規の科目。どうやって覚えるか…そして理解するかがポイントとなります。条文がそのまま出る穴埋め問題なら覚えるだけで大丈夫ですが、間違い探し系の問題になると理解していないと間違いをみつけられない問題もありますから。



資格取得の為の試験対策…知識も必要ですが、試験の為の知識も当然必要となってきます。世界には数々の資格がありますが、似たような知識を問われる資格でも試験対策は全然違ってきたりしますしね。
筆記試験、実技試験、実地試験、口頭による解答が求められる試験などなど、色々なやり方があります。電気工事士の場合、やはり実技試験(技能試験)がある事が特徴ですね。電験二種になると、記述式の試験も加わったりします。
不動先生は色々な資格を取得されているだけあって、いろんな形式の試験をご経験されているようです。そんな話の中から・・・実際に図面(配線図)を作成する試験では、機器の向きや設置場所、その理由などが問われたりする試験もあったとか・・・。書くだけで手が痛くなるとか、3時間も4時間もぶっ続けで試験があったりとか、東京まで行って面接のような形で質問に対し口頭で答える試験があったり・・・と、色々お話を聞くことができました。
試験も資料の持ち込みが可能な試験もありますよね。条文集等は持ち込みが可能・・・と。ただし、書き込みやアンダーラインは禁止と条件付けがされていたり。
「電験も法規の試験には、電技、電技解釈持ち込めたらいいのに…」と。そうなったらそうなったで、この電技に色々書き込み…そう、本来覚えておかないといけない公式等をびっしり書き込んで持ち込みしますよね。
こういった全然関係ないような話も結構飛び出したりします。しっかり学習、そしてたまに息抜き…こういう話題も必要ですよね。

電験三種合格道場の完璧コースの収録は残すところあと1回となりました。講習会当日の様子を少しでもお伝えできれば…と続けてまいりました。これも残すところあと1回!?
そんなわけで法規の講義も2回目。通信講座の方々へは本日発送です。教材到着まで今しばらくお待ちください。次回でいよいよ合格道場の完璧コースも最後となります。もう少しです、がんばっていきましょう!




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