電験三種合格道場 法規1/3  平成26年5月18日(日)


平成26年5月18日(日) 法規1回目

いよいよ5月になり、電験の受験願書の提出も始まりました。そして電気工事士、電気施工管理技士の試験も迫ってきております。
そんな中、電験三種合格道場の法規の科目の講義が始まりました。
通学講座の方も通信講座の方も、4科目目の学習となります。試験まで残りわずかですので、しっかり学習計画をたてていきたいところですね。

さて法規科目の対策ですが、「法規」のイメージとしては「暗記モノ」のイメージが強いかと思われます。確かに覚える・暗記する事が多い科目です。しかし悩みどころとしては「どこまで暗記したらいいのか?」という線引きですね。そりゃぁ、全て覚えることが出来たら完璧でしょう。
しかし、全て覚えるなんてことは…ちょっと難しいですよね。


電気設備に関する技術基準を定める省令 (平成九年三月二十七日通商産業省令第五十二号)

電気設備の技術基準の解釈 経済産業省


この省令が基本となり、具体的な内容である「電技解釈」が付け加わるのですよね。これだけ全部を…となると、ほんと大変な事だと思います。



しかーし、効率よく学習する方法はあります。
通信講座で学習されている方は、不動先生のアドバイスを参考にすれば効率よく合格を目指せるでしょう。覚えなければならない知識にラインを引き「ここまで覚えておこう。」という具体的な目標が見えると、学習も進めやすくなりますね。

そのことを押さえたうえで、電験三種合格道場の完璧コース法規科目の学習を進めていただければ合格へ向けて効率よく学習ができる事でしょう!

では、まずは「1章 電気関係法規を学ぶ」です。
この分野はひたすら覚える事が多いです。電気事業法、電気用品安全法、電気工事士法、電気工事業法と4つの法を学習する必要があります。過去に電気工事士の資格取得の為の学習をされた方は、もうすでにご存じの内容ばかりだと思われます。電験三種受験対策として、どこをどのくらい覚えたらよいのか…そのあたりは通信講座のDVD教材で不動先生の解説をお聞きください。
電気関連の知識の習得、資格取得は「ステップアップ」していくと効率が良いと、不動先生はいつも話しています。電験三種の対策テキストにはさらっと載っていて詳細がよく分からない事が、電気工事士の対策テキストには詳細が載っていたりします。同じ「法」でも、受ける資格試験によって出題されやすい知識に違いがあるようです。この辺をいかに試験対策として押さえていくかが、合格へのポイントとなるのでしょうね。


この日は不動先生のお仕事を少し拝見させて頂きました。資格センターe-DENへ来られる前に少し校正のお仕事をしていたようです。新しく出る予定のテキストの校正だそうで、式や解説それらの確認、修正等がビッシリ書き込まれていました。
科目や分野にもよりますが、添字や計算式、その展開などミスが許されない部分の確認…。1ページ仕上げるのにどれだけ時間がかかるのか。大変なお仕事なんだと思いました。
本一冊が出るまでにかかる時間、出てからも法改正等があれば修正していかないといけませんし、試験の傾向などが変われば、それに合わせて修正も…。
一冊のテキストを作るのに、どれだけ時間がかかるものなのか…想像もできない世界ですね。


そして、次の分野ですが…
「2章 電気設備の技術基準・解釈を学ぶ」です。通称「電技」と呼ばれるものですね。インターネットや冊子で販売されていますが、これを全て覚えるのはさすがに無理!と思ってしまいます。いかに重要な事を覚え、理解し、細かな事は気にせず学習時間を有効に活用しなければなりません。このあたりは過去問を参考に「良く出る知識」を見切って学習をする必要がありますね。そして、不動先生のアドバイスをしっかり意識して学習を進めていきましょう!
電線の種類と接続についての講義がありましたが、実際に工作物を使いながらの解説となりました。e-DENでは電気工事士の技能試験対策として技能対策講座も開いております。実際に工具や材料を使い電気工事で必要な技術を身につける講座なのですが、その講座で作成した物がありましたので、これを使ってどのようなものなのかを確認していきました。
電気工事の経験のある方には「知ってる〜」という内容でしょう。しかし、そうでない方には見慣れないものがたくさんあったかと思います。この辺は電気工事士の資格試験では絶対に必要な知識ですが、電験三種には出てこない内容(材料や機器の名称)も多かったりするのですよね。
何時、どの段階で知識を身につけるのか…それは人それぞれかと思います。ですが、電験三種をめざすのであれば電気工事士で学習する内容も当然知っておかなければ…という内容も多いのです。電験三種を取得してから、電気工事士の資格を取る為に技能の学習をされる方も多いですしね。



さて、ここらで余談といきたいところですが…
電験三種合格道場の通学クラスの講義は10:00〜17:00となっていますが、お昼休憩1時間は当然ありますし、1時間に1度は休憩を取ったりしています。ぶっ続けではさすがにしんどいですしね。その休憩の合間に不動先生がいろいろな質問に答えてくださるのです。そんな話題をここに載せられればと、毎度毎度書いておりますが、この日の話題は・・・これだ!


・電気工事士でないとできない仕事、電気工事士でなくてもできる仕事
・普段の仕事
・コメント
・第二種電気工事士からステップアップ
・授業参観


と、このような話題がありましたね。具体的には…皆様のご想像にお任せ致します。
電験三種の法規の中には「電気工事業法」もあります。電気工事士の仕事をする上での法律ですね。主に第二種、第一種、その他…とあります。この区分けを学習していると、ふと疑問に思うことはありませんか?
第二種電気工事士の範囲は一般用電気工作物、第一種になるとさらに自家用・事業用の500kw未満の需要設備の仕事ができるようになります。
では、「じゃぁ、それ以外…500kwを超える需要設備の電気工事は誰が工事できるの?」と、学習中に思った方はいませんか?その辺のお話を聞けたのはうれしかったですね。そして、それに付随する現場のお話も・・・。やはり、書面だけで学ぶと限界はありますね。不動先生のご経験からくる電験三種の試験範囲外のお話はすごくためになりますね。当然、電験三種の試験には出てきませんけどね。

さて、そんなわけで電験三種合格道場のラストの科目、法規1回目の講義は、通信講座の方々へ本日発送です。3週続けての講義となりますが、最後まで頑張っていきましょう!



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